春の風に誘われて〜平城宮跡の散歩〜

4月26日撮影

おだやかな春の日は優しい風に吹かれてみたくもなります。ということで今日は風が感じられそうな平城宮跡まで撮影に来ました。
平城宮跡はとにかく広い史跡で、およそ1Km四方の平原の中に朱雀門や大極殿が復元されて立っています。四季ごとに季節の移り変わりを感じさせてくれる大好きな場所です。

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大極殿近くの小路から入って平城京跡の中を朱雀門の方にゆっくり歩いていきます。なんたって今日は風を感じながらの散歩が主目的ですから。

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大極殿ではそんなに晴れていなかったのですが、朱雀門までやって来ると空はかなり青い色を増していました。爽やかな春の青空が広がっています。

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朱雀門から少し東側の草むらにはタンポポの群生が広がっていました。この時期は綿毛が膨らんで少し風が吹くと種子が空高く飛んでいきます。

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タンポポの綿毛を撮っていたら向こうの方でタンポポを摘んでいる人がいました。
話を伺うと、このタンポポはカンサイタンポポという在来種でこれだけ群生している場所は珍しいそうです。在来種を保護するために種が飛ぶ前に採取して栽培するという話でした。

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タンポポを見ながらゆっくり大極殿まで戻ってきました。大極殿のような大きな建造物はこれくらいのに距離をとってみるのがいいですね。この広い平城宮跡ではこれだけの距離を保ちながら様々なアングルで建物を見ることができます。