ニコンD850のレビュー〜高感度耐性を試す〜

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冬の奈良の行事といえば夜の撮影ばっかりのような気がします^^)
若草山の山焼き、各社寺の節分、なら瑠璃絵と夜神楽、そして二月堂の修二会、薬師寺修二会、、、、、

冬の行事撮影の準備として新しいカメラ(ニコンD850)の高感度耐性を確認して見ることにしました。

近鉄西大寺駅で構内に入ってくる電車をねらってみます

撮影データは 1/250ss f5.3 ISO6400となっています。いままで使っていたD700ではISO1600ぐらいまで感度を上げると画像にノイズが入りそれ以上上げるのはためらわれました。ISO6400ぐらいまで使えるとかなり余裕を持って撮影することができます。

jpeg画像とRAW画像を比べてみます。jpegはかなりノイズが少なく、電車のボディの色や線路の反射がきれいに処理されています。RAWではすこしノイズがありそうです。

画像を拡大してチェックしてみると

スクリーンショット 2018 01 24 17 21 16

電車の運転席あたりを拡大してjpegとRAWを比べてみます。左がjpeg、右がraw画像です。
拡大して比べてみるとjpegのノイズの少なさがよくわかります。ただノイズ処理の影響でしょうか、運転席の後部に色むらが出始めています。このISO6400ぐらいが限度かなという感じです。

Nik CollectionのDfine2のノイズ処理をする

RAW画像をlightroomに送ってNik CollectionのDfine2でノイズ除去をしてみました。左がjpeg、右がDfine2でのノイズ処理後の画像です。

色調を合わさずにノイズ処理だけしたので写真の色が違いますが、ノイズだけを比べるとカメラのjpegよりDfine2のほうがさらにざらつきが軽減されているようです。

結論としては、D850ではISO6400あたりまでは使えそうですが、余裕をみてISO3200までで使うのが良さそうです。
それにしてもこの暗さでがっしりピントが来るのには驚きました。D850の暗所でのオートフォーカスの性能も特筆モノでした。