東大寺修二会2025〜社参 暇乞い 竹揃え〜
2025年2月25日
修二会の前行は26日より厳格な総別火に入ります。総別火を明日に控えた25日は社参と練行衆が参籠しない僧侶へあいさつをする「暇(いとま)乞い」が行われます。
過去の投稿(2024/02)→東大寺二月堂修二会2024 〜社参 注連縄かけ 暇乞い〜
13時頃に別火坊を出た練行衆の一行は東大寺の諸堂を巡拝します。
八幡殿、大仏殿、天皇殿と巡拝した後本坊に立ち寄って参籠しない僧侶へあいさつをする暇乞い(いとまごい)が行われます。
一般カメラマンへの規制が厳しくなって報道陣の背後から中の様子を伺いました。玄関に館長を始め娑婆古練の皆さんが練行衆をお出迎えされています。
暇乞いの後は開山堂に参拝して社参は終わります。開山堂前に集まり一礼をして解散となります。
湯屋前で竹揃えが始まりました。講の人達から寄進された藤蔓が湯屋前の広場に並べられています。松明を作るための準備作業のようで、この藤蔓は松明を作る際に竹の軸に巻き付られます。
藤蔓を準備しているあいだ、こちらでは何やらくじ引きらしきものが行われていました。童子さんたちが上堂松明に使う竹を選ぶためのくじ引きなのでしょう。
井戸から水を汲んで藤蔓を巻いた束に盛大にかけています。藤蔓を湿らせて柔らかくすることで松明の竹に巻きやすくしているようです。
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